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「まほらがあるらしい」

凝視!(ぎょうし)
巍々(ぎぎ)と鎮座(ちんざ)!

海女たち
「誇らしげである―!」

海霧(じり)の底で へばりつくのだが 何も無い

海女たち
「おいそれとは見えぬ」

おだやかな夜だ

海女たち
「磯が伸びる―!」

星の法典を作ってみたがどうか!?

海女たち
「干珠(かんじゅ)で伸びる―!!」

海神様(の様であるが)
「誇らしげであ―る―!!」

海神様(いや、鬼の類であった!)
「引きずりこむ―!」

豁然(かつぜん)とある宝全にて 深海を産み 昂然(こうぜん)と反るのさ

海女たちが歌う
「ひゅるひゅるひゅるひゅる」

悲愁(ひしゅう)の流人 波濤(はとう)に爪立つ


「灼熱(しゃくねつ)の虹でいけるか!?」

海坂(うなさか)歪み 燃える

手 伸びる 手
鬼 喰らう 鬼

天心(てんしん)に!―閃が!海界(うなさか)に!

まほらなど無かった

鬼の子が歌う
「ぴゅっぴゅっぴゅ~ら、ら、ら~」

彼は 今も 祭祀(さいし)している




ねじろ

つみ

鬼姫
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煌々[コウコウ]と月明かり
雪の振[フ]る、それはそれは美しき桜でありまシタ

「真ッ赤[マッカ]ナ鏡[カガミ]ト唇[クチビル]交渉[コウショウ]」

うれし夜[ヤ]おかし夜[ヤ]
36.7度の波打ち際[ナミウチギワ]
白昼夢[ハクチュウム]に摘[ツ]んだお花などいかが?

みなさま あれ ごらんあれ
クスッ....クチビルむにゅむにゅと
空にはたくさんの足→交換[コウカン]しましょう
瞼[マブタ]閉[ト]じて耳塞[フサ]ぐ
(転[コロ]がる赤い玉)

ひゅうるり ひゅうるり ひゅうるりと
愛[イト]しい背中[セナカ] やっとツカマエタ

ゆらり ひらり 舞[マ]う桜を
紅[ベニ]代[ガ]わりにして契[チギ]りましょう

ホラ....白い顔[カオ]に残[ノコ]した 逆[サカ]さま配列[ハイレツ]
忘[ワス]れぬよう、鉛[ナマリ]で瞼開いて...泣[ナ]いた

振[フ]り出[ダ]し止[ヤ]まぬ雪照[テ]らす 灯籠[トウロウ]の緋[ヒ]は貴方[アナタ]
貴方の非[ヒ] 消[ケ]せど 耳鳴[ミミナ]り止まぬ

赤く桜咲[サ]く 風に舞う
螺旋[ラセン]の糸もつれ合い、帰路[キロ]を無[ナ]くした

「ららら ららら ららら るるる 召[メ]しませ 逆[サカ]さママ 籠[カゴ]メや..」

...一ツ...二ツ...三ツ...四ツ積[ツ]ンデハ貴方ノ為[タメ]ニ...
遠雷[エンライ]が
平仄[ヒョウソク]
(ざんばらに詠む)
六花[リッカ]に焚[タ]く
氷雨[ヒサメ]の香[コウ]
日輪[ニチリン]未だ見えず

四つ這いで
雄弁[ユウベン]は
千草[チグサ]

傘(虧月[キゲツ]に似た それは 二世の隙)をさす

が!

半身舐める 青雌[セイメ]
風巻[シマキ]に舌のせて

霹靂様[ハタタサマ]
「そら 九点九地[キュウテンキュウチ]
斎[イツ]く客星[キャクセイ]がやうに

操[ミサオ]裂き!
水屑[ミクズ]出し!!
十戒[ジッカイ]叫[ワメ]き!!!

と、と、と!飛ぶのさ!」

紅鏡[コウキョウ]の尾は
まだか

まだか!

端花[ズイカ](溶岩にて玉兎[ギョクト]宿る)は
涅槃[ネハン]し
曼茶羅[マンダラ]に弓を張る
黒む甚雨[ジンウ]は
香炙[コウアブ]り
ざんばらに腰をふる

欠け細る霹靂[ハタタ]は地角蹴り
天涯[テンガイ]を臨む!

「それでも 傘を回し 待つのさ
片身を 委ねてさ」

逮夜[タイヤ] 斎灯[トキヒ]たき祭文[サイブン]読む鳥

夕星[ユウヅツ]を手挟[タバサ]みて俯瞰[フカン]す美し姫は 
其の双眸をもて差す手とし舞々神楽

兆[キザ]しは八逆[ハチギャク]

金銀の香炉[コウロ]より
けぶり けぶりにし人
ほろほろと落ちみだるる木の葉のやうに

あな 煌[キラ]ら 剰[アマツサ]え たゆたふ御灯明[ミアカシ]よ
あな 煌ら 現れは たゆたふ身 明かし夜

鳴りや 黄泉路[ヨミジ]へと 憂[ウレキ]き夜嘆[ナゲ]ひても
果てし狭霧[サギリ]を 嗚呼 厭[イト]ひ 浮世嘆ひても

事切れぬ 業火[ゴウカ]は 無二[ムニ]芳香[ホウコウ]
叶わぬなら 我が鬼を生[ナ]りこぼさん
流れて 
雲海に浮く
瀬は寄り添い 
せせらぎ放つ

ほらごらん
かばかりに大河はなり
流星は波紋を射る

ただ手を と

仮寝の光揺る

守るべくを擁[ヨウス]すうらら

愛する人に抱かれ
絡めた指で星つくり
瀬に放つ

至福の川 紡いだ数だけ
生れた証として 
衒(てら)うのがよい
徒渉(かちわた)るべく暁に

彼女が結ぶ影絵は泳ぐ
天翔[アマカケ]る川さ
終に二つ紡いだ
ひとつは過ぎし日
ひとつは 

あなた


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